左近ノート

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隗より始めよ 公務員の育休

男性公務員に対して1ヶ月以上の育休取得を促すとの記事。
数値目標だけが先行するとロクなことが起きないので、
もっとフレキシブルに休みが取れるような制度にするといいと思うのだが、
制度として、しっかり運用されるのなら、まあ良しと考えるべきなのだろうか。

www3.nhk.or.jp

国家公務員のことは、よく知らないが、会社員ならば、いわゆる有給休暇がそれなりにある。
有給休暇を全消化した人には、滅多にお目にかかれないが、まずは、既に制度化されてある、有給休暇を全部使いきりましょうと雰囲気を作って欲しい。
育児って、出産直後だけではないと思うんですよ。

あとは、折角、休んでも、メールをチェックしないといけないという風潮もなんとかしてほしい。
休日に一生懸命メールを送信してくる上司や、それに応える同僚がいる限り、こういったループから逃れるのは、なかなか難しい。

以前、上司が、全部員に新聞のインタビュー記事の切り抜きを送ってきたことがあった。
武田薬品工業のウェバー社長の記事だった。
検索したら見つかったが、長いので、少しだけ引用する。

――日本人を含め社員とどう接していますか。
「社員は私を『クリストフ』と呼んでくれる。各地で開くミーティングでは率直に質問してもらい、
大阪では50の質問に2時間かけて対話した。
常に礼儀正しく接し、武田に来てから怒鳴ったことはない。
社員のストレスを減らすのも経営者の仕事と考えている。
週末に書いたメールは週が明けてから送っている」 

私は、最後の2行に感銘を受けたのだが、
休日のメールが大好きな当の上司本人から、こんな記事が送られきて、
ギャグとしか思えず、強烈に印象に残っている。
もちろん、上司が見せたかったのは、他の部分だったのであろうが。。。